浅野八郎先生の性格診断法
手相で性格を調べるという場合、感情線に注目する占い師さんが多いと思います。
しかし、手相鑑定の基本は
「一本の線ではなく、全体を見て総合的に判断すること」
感情線から分かることも確かに多いのですが、それだけでは不十分です。
そこで、ここでは、知能線に注目することで見えてくる
“性格の一部分”に焦点を当ててみたいと思います。
この方法は、日本占術協会会長である浅野八郎先生が提唱する
「浅野式性格分類」の一部。
基本的な性格や、才能、関心のある分野を見極めるために用いられる方法です。
ヨーロッパ手相術の専門家として有名な浅野先生の鑑定法をマスターすれば、
プロの手相鑑定士に一歩近づけるでしょう!
あなたの知能線はどのタイプ?
◆知能線の起点が生命線と重なっており、線Aよりも前の段階で分かれている
これは、最も一般的な手相。
このタイプの人は、常識的で順応性が高く、バランス感覚に優れています。
大胆な冒険には決して踏み出しませんが、
人間関係も仕事もソツなくこなすことができますので、
全体的に安定した人生を送ることができるでしょう。
何事もコツコツと着実に進めていきますので、周囲からの評価も高いタイプです。
◆知能線の起点が生命線から離れている
活発で行動力にあふれ、
自分からどんどん攻撃を仕掛けていく性格の人に多い手相です。
5mm以上離れているようだと、その傾向はさらに強まるようです。
このタイプの人は、じっと座ったままの事務仕事やデスクワークは不向き。
積極的に外に出て人と接する仕事が向いています。
女性の場合は、専業主婦には決して納まらないタイプですので、
結婚後も外で働くことに理解を示してくれる男性を選ぶのが賢明です。
◆知能線の起点が生命線から大きく離れている
かなり個性が強い人に表れる手相です。
図の線Aよりも中指側から始まっているようであれば、
その傾向はさらに強くなるでしょう。
なにしろ大胆不敵な性格ですから、
周囲からの理解は得られにくいのではないでしょうか。
相手に対して全く妥協せず、
とにかく自分の意思を貫こうとする強引さは、周りに敵を作る要因に。
自分の力で未来を切り開いているたくましさはあっぱれですが、
立ち止まって周りを見渡す心の余裕を身につけたいものです。
◆知能線の起点が生命線と大きく重なっている
人当たりがよく、協調性の高い常識人に表れる相。
「自分が、自分が!」としゃしゃり出ることは好まず、
周りの空気を読んで行動する能力が高い人です。
仕事においては、地道にコツコツと進めていくタイプですので、
地味なデスクワークも苦になりません。
逆に、外に出て折衝する営業職などは向いていないかもしれません。
やや優柔不断で判断を他人に任せてしまうところがあるため、
大きな失敗もなければ大成功もつかみにくい性格といえるでしょう。
恋愛においては、相手に尽くすタイプ。
相手に引っ張って行ってもらうほうが楽なのではないでしょうか。
◆知能線が生命線の内側から始まっている
かなりの慎重派で、積極性に欠けるタイプに多い相です。
石橋を叩いても渡れない…という警戒心が高すぎる面があり、
決断が遅すぎるのが玉にきず。
小さい頃から大切に育てられた「お坊ちゃん」は、
このような手相を持つ人が多いようです。
優柔不断で、他人の意見に左右されやすい性格ですので、
周りの人はイライラしてしまうかもしれませんね。
こういうタイプの人は、思い切り破天荒で大胆な人と付き合うと
バランスがとれてうまくいくようですよ。
◆知能線がA線とB線の間で終わる
知能線が月丘の上の部分で終わるタイプ。
論理的な思考と創造的な思考のバランスが良く、常識的な判断ができる人です。
仕事においては何でもソツなくこなせる器用さがありますし、
人間関係においても周りと円満にやっていけるタイプ。
どこでも順応できるので、就職先でも大きなトラブルに巻き込まれることはありません。
◆知能線が第二火星丘で終わる
超・現実重視にリアリスト。
理論的思考に強いので、技術者に向いている手相です。
知能線が上にそるような形で伸びているのだとすれば、
金銭感覚に優れていますので経営者にも向いているでしょう。
ただし、現実を重視するあまり、
周りの空気を読めない「KY」になっている可能性も…?
このタイプに必要なのは、「デリカシー」でしょうね(笑)。
◆知能線が月丘で終わる
現実関係が乏しい理想主義者。
言い換えればロマンチストということになるでしょう。
想像力に優れていますので、アーティストに向いている手相です。
会社勤めをするにしても、
クリエイティブな仕事に携わるとその才能を十分に生かすことができるハズ。
ただ、繊細で傷つきやすい面があり、深く考えすぎる面がちょっと心配です。
立ち直るまでに時間がかかる性格ですので、
スピード重視の大企業生活には適応できないかもしれません。