手相で幸せ探し

人類と手相

仕事やプライベートでの人間関係、
自分の健康、仕事のこと、経済問題…。

 

人生、生きていれば様々な悩みに直面すると思います。

 

しかしそれは、なにも現代社会に限ったことではありません。
昔の人々だって、人生に悩み、躓き、
再び立ち上がって進んできたのです。
彼らの迷い多き人生があったからこそ、私たちは今、ここにいます。

 

そして、長い歴史に渡って人類の人生のよりどころになってきたものとして、
手相占いが挙げられます。
「手相占いなんて、つい最近出てきたものでしょ…」
と思っている方もいらっしゃるでしょう。

 

ところが!
手相占いは、なんと約5000年も前から存在していたことが
分かっているのです。

 

手相についての最古の記録は、
インドのアーリア文化の書物なのだそうです。
(この書物、人間の皮膚を継ぎ合わせて作っているのだとか…!)
バラモン教徒にとっては、
非常に貴重な歴史文化財となっているんだそうですよ。

 

その当時、天体を運行する太陽や月を主軸として
惑星たちの規則的な移動を観察するというような、
いわゆる「天文学」も生まれていました。

 

面白いことに、当時の人々は、
天体の星は私たちの体内にも宿り、手の平の中にも宇宙が宿る
と考えていたようです。

 

その証拠に、小指の下を「月丘」といったり、
薬指の下を「太陽丘」といったりしますよね。
これは、人の手の平に宿った天体が、各人の人生を暗示する
という考え方に基づいたものなんです。

 

やがて手相は、シルクロードを通って各地へ伝えられていきました。

手相が表すもの

どんなに順風満帆な人生を送っている人でも、
多少の悩みや不安は抱えているものでしょう。

 

「いやいや、自分は人生に何の不安も欲求もないよ」
「人生には何の期待もしていない」
…などと言う人でも、不幸になりたい人なんて1人もいません。

 

幸福な人生を望めば、多少なりとも
「今よりもっと」と不満や欲求が出てくるのは当然のことです。
それを、カッコ悪いとか、恥ずかしいとか思う必要はないんです。

 

どんな生い立ちの人が、どんな人生をたどるのか。
性格や体質の違いによって、人生にどんな問題を起きるのか。
また、その問題をどのようにして解決していけば、
人生を幸せに過ごすことができるのか…?

 

そのパターンを研究するのが占いです。

 

手相占いでは、
長い歴史を経て積み重ねられてきた手の形や線の流れに関する研究を元に、
目の前のクライアントがどうしたら問題を解決して幸せな人生を送ることが
できるのかをクライアントと一緒に考えていきます。

 

言ってみれば、心理カウンセリングとちょっと近いところがありますよね。

 

 

予期せぬ出来事から人生を誤ってしまったり、
逆に棚からボタ餅式に幸福に恵まれて人生が劇変したり。
私たちの人生には、何が起こるか分からないから楽しい面もあり、
また、不安な面もあります。

 

手相からその人の人生を全て読み取ることはできませんが、
イザと言う時に自分の性格が自分の人生にどのような影響を与えるのか、
大まかな部分はつかむことができると思います。

 

それを手がかりに、人生を良い方向へ切り拓いていく。

 

手相は、そのためのツールと言っても過言ではないのです。

手相が人生を導く

「運命」と「運勢」の意味の違いをご存知でしょうか?

 

運命とは、この世に生を受けた「時代」や、
あなたを生んだ親からの遺伝、生まれた環境など、
あなた自身がどんなに努力しても変えることのできない巡り合わせのことです。

 

これに対して運勢とは、
自分自身の努力や忍耐、行動で買えることのできる可能性を表しています。

 

手相では、手の形や爪の状態などから遺伝的な体質を読み取ることができますし、
手の平の発達具合やそれに伴って変化した線の状態などから、
その人の後天的な努力を読み取ることができます。

 

つまり、運命と運勢の両方を読み取ることができるのです。

 

 

言うでもなく、人生にはいくつもの分岐点があります。
そこでどの道を選ぶかによって、人生は大きく変わってきますよね。
もし、手相で自分の遺伝的な性質や知らず知らずに積み重ねてきた
行動や努力が分かるのであれば、それらをこれからの人生にどう生かして
いけば幸せな人生を送ることができるのかが見えてくるハズです。

 

手相占い師の役目は、その導き役、
暗闇の中をポッと照らす誘導灯のようなものではないかと筆者は思うのです。