手相で幸せ探し

惑星の英語名は神話に起因する!?

手相占いにしても、占星術にしても、「惑星」なくしては語れません。

 

惑星の英語名を見て、
「アレ?どこかで聞いたような気が…」
と思ったことはありませんか?

 

そんなあなたは、勘が鋭い!
そうです、惑星の英語名は、
実はある分野の本でもよく登場しているのです。

 

それは…ズバリ「ギリシャ神話」
惑星の英語名は、ギリシャ神話に登場する神々の名に由来しているのです。
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ガイア(アース・地球)は、
天空の神ウラノス(ウラヌス・天王星)と12人の子供を作りました。
その一人が、クロノス(サターン・土星)です。

 

 

このクロノスは、海の神ポセイドン(ネプチューン・海王星)、
冥界の神ハデス(プルート・冥王星)、
大神ゼウス(ジュピター・木星)…という3人の子供を作ります。

 

さらに、大神ゼウスの子供は、伝令の神ヘルメス(マーキュリー・水星)、
美の神アフロディテ(ビーナス・金星)、
闘いの神アレス(マース・火星)。

 

つまり、古代の人々は惑星を「神」として崇めていたというわけ。
そのため、天の星に祈りをささげたり、
その運行に一喜一憂したりしていたというわけです。

 

ちなみに、日本での惑星の名前は、
古代中国の「陰陽五行説」に由来していることで知られています。
これは、
「地上の全てのものは、木、火、土、金、水の5つの要素に分けられる」
…という考え方。
公転周期が88日でめまぐるしく動く水星は「水」、
まばゆく・美しく輝く金星は「金」、
赤く見える火星は「火」、
黄色く見える土星は「土」、
最後に残った木星には「木」。

それぞれの惑星と神話の関係(@内惑星)

【太陽(Solar)】
(※太陽は惑星ではありません。参考までに加えておきます)
古くから世界中で神格化され、今なお崇拝の対象となっている太陽。
ギリシャ神話では、太陽神「ヘリオス」として登場します。
4頭の神馬が引く戦車に乗ったヘリオスは、天空の道を東から駆け上り、
天頂を経て西の果てにある大河オケアノスに沈み、
黄金の宮殿に入ります。
そこで沐浴を済ませた後、黄金の盃に乗って川の流れに沿って西⇒東へ。
そして再び、夜明けとともに東から駆け上るのです。

 

 

【月(Lunar)】
(※月は惑星ではありません。参考までに加えておきます)
ギリシャ神話では、月の神「アルテミス」として登場します。
美しく、ちょっと気が強くおてんばなアルテミスは、
白馬が引く銀の馬車で夜空の闇を飛び回っていました。
そんな時、森に迷い込んだ狩人・オリオンと恋に落ちます。
しかし、アルテミスの兄・アポロンの策略に引っ掛かってしまい、
愛するオリオンを自分の手で殺してしまいます。
嘆き悲しむアルテミスを見て気の毒だと思った大神・ゼウスは、
「アルテミスが馬車にのって夜空を走る時に、オリオンと再会できるように」
と、オリオンを天に上げたのです。(これが、いわゆるオリオン座です)

 

 

【水星(Mercury)】
ギリシャ神話の「ヘルメス」
大神ゼウスと女神マイアの子供です。
太陽のすぐ近くに位置し、宵と明けの空を俊敏に動くことから、
「太陽の伝令」と考えられ、
情報伝達や知識の神として崇められるようになりました。
※ただし、知恵も裏返せば「策略・裏切り・詐欺」ともなり得ます。
そのため、「盗賊の守り神」と言われることもしばしば…。

 

 

【金星(Venus)】
愛と美と豊穣の女神「アフロディテ」として知られています。

 

「アフロ」とは“泡”の意味。
天空の神ウラノスの末子であるクロノス(土星)が、
横暴な父神の男根を切り落としてエーゲ海に捨てた時、
したたり落ちた精液から白い泡が立ち、
そこから生まれたというエピソードがあります。

 

アフロディテは常にエロスと行動を共にしていることで知られています。
エロスはアフロディテの子供。
母と同じように非常に美しい容姿を持っており、
いつも金の弓矢と船の弓矢を持っています。
この金の弓矢で射ぬかれると、最初に見た人に恋をしてしまう!
逆に船の弓矢を受けると、
最初に見た者に嫌悪感を抱いてしまうと伝えられています。