手相で幸せ探し

忍耐と節制の星「土星」

太陽系の惑星の中で最大の星といえば、ご存知の通り「木星」ですよね。

 

では、2番目の星は?
意外と、知らない方も多いのでは?

 

正解は…
「土星」です。
浮き輪のような「環」が特徴的な惑星ですね。

 

筆者が子供の頃、天体望遠鏡(…といっても、家庭用の小さな望遠鏡ですが)
で初めて見た惑星が土星でした。

 

土星は自転軸を約27度傾けて約29年かけて太陽の周りを公転します。
これに対して地球は土星よりも内側(太陽側)にあり、
公転周期が土星よりも短いため、地球と土星の位置関係によって
環は年によって少しずつ見え方が違ってきます。

 

子供の頃の筆者は、その神秘に魅せられて、
すっかり土星の虜になってしまいました。
愛犬に、土星を意味する「サターン」なんて名前を付けたりね(笑)。

 

占いの世界でも、土星は大きな存在感を持っています。
手相においては、中指の下のふくらみは「土星丘」と呼ばれています。
占いにおける土星は、
太陽や木星に次ぐ大きな地位を持つ星ということで、
私たちの人生に大きな転換を迫る星として捉えられているのです。

 

人生の変化期にあっては、自分を戒めたり、
苦難に耐えたりすることが必要ですよね?
そのため、中指の下の丘が発達している人は、
忍耐強くじっくりとマイペースに
地道な生活を築きあげることができると考えられているのです。

 

ただし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。
ともすれば頑固で孤独になりやすいタイプでもありますから、
その点は注意が必要です。

中指の下を走る運命の線

手相,中指

手首の中央付近から、手の平を通って中指の方向に伸びる線を、
手相の世界では「運命線」と呼んでいます。

 

この線は、自分で運勢を開拓していく力を観る線。
長くてスッキリとした運命線は、吉相とされています。

 

中指は、忍耐や自制の象徴
「土星」の力を強く受けた指であることから考えると、
その中指の下を走る線がその人の行動力やたくましさを表している
というのは頷ける話ですよね。

 

仕事でもプライベートでも、
自分の力で前へ前へと着実に歩みを進めていくためには、
自分で自分を戒めることのできる厳しさが必要です。
自分に甘く、いつも自分を甘やかしてばかりいるようでは、
「ココぞ」という時に発揮できる力が蓄えられませんからね!

 

女性の場合は、中指の下に長い運命線を持つ手相は
「後家相」などとも言われるようです。

 

「私は運命線がほとんど見えない…」とか、
「なんだか、線が変な方向で走っているけど…」と言う方もいるでしょう。
大丈夫、それはちっともおかしなことではありません。
手相は人それぞれですので、
運命線が見えない手相の人もいれば、手首付近ではなく
小指下の丘から中指に向かって上昇する運命線を持つ手相の人もいます。

 

 

●中指の下に運命線が見えない手相
残念ながら、自分で運勢を切り拓いていく力が弱い方。
でも、悲観する必要はありません。
あなたは、人に甘えたり、
人に助けてもらったりするのが上手なタイプではありませんか?
運命線が見えない手相の人は、
周りの人の運によって運勢を切り拓いていくタイプ。
いわゆる、他力本願というやつですね。
自分の力で財を築くのは難しいかもしれませんが、
玉の輿に縁があるケースも多いようですよ◎

 

 

●運命線が小指の下から始まる手相
中指の下の「運命線」を観る場合は、
その線がどこから始まっているかが重要なチェックポイントとなります。

 

手首の下⇒中指の方向に走っている手相なら、
運命を独力で切り拓いていく「自立運」が強いタイプ。
一方、手首よりもやや小指よりにある丘(「月丘」)から
中指に向かって伸びている手相は、
協力者の力添えで成功するタイプです。

 

ピンチやチャンスの時に、家族や配偶者、友達から
強い協力を得ることができるでしょう。


中指の長さから分かること

自分に厳しく、どんな時でも冷静かつ論理的に物事を分析できる人。

 

…それが、土星の影響を強く受けている人の特徴です。

 

しかし、長所が短所にもなり得るのが人間の面白いところ。
中指が極端に長い手相の人は、
周囲を顧みずに自分本位で突っ走りがちですので注意が必要です。
周りにイラついたりすることも多いと思いますが、
たまには歩を緩めて周りを観る余裕も必要です。

 

逆に中指が短い手相の場合は、優柔不断で決断ができないタイプ。
自分を律することができずにだらしない部分が目立ち、
人をイライラさせてしまうことが多いようですね。