手相で幸せ探し

「第二の地球」と呼ばれる星

火星は、地球のすぐ外側を回っている惑星。
その「赤さ」が特徴的で、それゆえに
戦いや攻撃、勝負を象徴する星とされています。

 

火星も地球と同じように太陽の周りを公転しているわけですが、
いずれの天体もその軌道は完全な円ではありませんので
地球と火星の距離は常に一定ではありません。
火星は2年2カ月ごとに地球に接近し、さらに15〜16年ごとに大接近します。

 

記憶に新しいところですと、2003年の8月に大接近しましたよね。
赤い色のせいか、「美しい」というよりは、
どこか恐ろしい印象を受けたのを良く覚えています。
(次は2018年の7月です)

 

あの「赤」の原因は、錆びた鉄を含む砂なのだとか。
火星は、地球に近いということもあり観測が進んでいて、
変化に富んだ地形であることが明らかになっています。

 

しかも、火星には水が流れた痕跡があるのだとか!
ちょっとやそっとの水ではなく、
運河のように大量の水が流れた後が確認されているのです。
水でできた氷のようなものも見つかっているんですよ。

 

このようなことから、火星を「第二の地球」にするという計画も進んでいるようです。
温室効果ガスで気温を上げて、
北極付近にある氷を溶かして海を作ることができれば、
太古の地球と同じような環境を作り出すことができるのだそうです。

 

…とはいえ、まだまだ、だいぶ先のことになりそうですが(笑)。
楽しみな計画です。

星占いと「火星」

燃えたぎる炎を連想させるような「赤い」火星は、
星占いの世界では「戦い」を象徴する星として考えられています。

 

「戦い」というと、人間同士が血を流し合う
戦争の場面を想像する方も多いかと思いますが、
必ずしも戦争だけが「戦い」ではありません。

 

例えば、進学や就職、試合、起業、結婚、出産…と、
私たちの日常生活にも「戦い」は溢れています。
「どうしてもあの人と付き合いたい!」と恋に燃えるのも、
ある意味では戦いでしょう。

 

今の自分の限界を超えて、“ワンランク上”を目指そうとする時、
その人の中には戦いの炎が生まれているハズ。
無意識のうちに歯を食いしばっていたり、手に汗がにじみ出てきたり…。
本気で自分の人生と戦っている時は、
身体も交感神経フル回転で戦闘モードになっているものです。

 

こうした「自分との戦い」、「自分の限界への挑戦」にかけるエネルギーも、
火星の支配下にあると考えられています。

 

しかし、そのパワフルなエネルギーも、マイナスに作用するようだと、
短気で衝動的な性格を助長してしまいます。
ヒステリックに感情を爆発させてしまうことが多く、
他人とぶつかることが多かったり…。

 

火星のパワーを上手に生かすためには、
なによりも「理性」をコントロールできる冷静さが必要なのです。
強すぎる火星のエネルギーは、人間関係のトラブルばかりではなく
事故の引き金にもなり兼ねませんのでご注意を!

 

また、古くから、未来の戦争や禍を意味する星としても恐れられており、
国同士の対立や戦いの引き金にも
火星の星周りが多大な影響を与えていると考える占星術家も多いようです。

 

【星占いでの象徴的な意味】
戦い、競争、不和、闘争、闘志、ライバル意識、敵意、意思、衝動、性急性、
向こうみず、実行力、積極性、活動、力、労働、肉体的エネルギー、男らしさ

手相占いにおける「火星」の意味

私たちの手の平には、3つの「火星丘」があります。
これらは、手の平の中央部に帯のように分布しています。

 

まず、親指の根元付近、生命線の出発的のあたりにある「第一火星丘」
この丘の肉付きが良い人は、エネルギッシュで頼もしい人。
戦いの神様・火星のエネルギーをふんだんに受信していますので、
何事も積極的に・情熱的に立ち向かっていくタイプです。

 

そして、次に、手の平の真ん中の「火星平原」
ここに硬貨がちょうどよく収まるような凹みがある人は、
活動的ではつらつとしたタイプでしょう。

 

最後に、小指側の感情線の起点付近にある「第二火星丘」です。
これは、「内面の情熱」を表すと言われています。
この丘が豊かな人は、戦いの星・火星の影響を強く受けているため、
仕事もプライベートも情熱的!
恋愛に関しても、熱くなりやすいタイプだと思います。

 

ただし、第2火星丘に細かい横線が出ている場合はご注意を!
恋のライバルが出現したり、思わぬ災難に巻き込まれたり…と、
“外から”禍を受ける可能性が高いです。

 

ちなみに、火星丘にも火星平原にもハリ・元気がない手相の人は、
何事にも消極的で活気に乏しく、ココゾというチャンスを逃しがち。
人生、「今こそ!」と思える戦いの時期はそう何度も巡ってくるものではありませんので、
いつでもチャンスをつかみにいけるようにフットワークは軽くしておきたいものです。