手相で幸せ探し

太陽に最も近い星

「水、金、地、火、木、土、天、海、冥」
…学生の頃、惑星の順番を覚える際にまるで呪文のように
このフレーズを唱えていた記憶はありませんか?

 

これは、太陽に近い順に惑星を並べたもの。
「水」こと「水星」は、太陽に最も近い位置を公転する惑星なのです。

 

そのため、夜空に水星を探しても、見つけることは難しいでしょう。
水星の姿を見ようと思うのならば、夕方や明け方、
昼と夜の境目のあたりの空に目を凝らしてみると良いでしょう。
地平線に近い位置に、日没後のほんのわずかな時間(約30分)だけ
姿を現してくれるハズです。

 

とはいえ、明るく輝く“目立つ星”ではありません。
ですから、空に水星を見つけることができたら、
それだけでもラッキーなことだと思って良いでしょう。
水星を見つけられるかどうかを「運試し」に用いる人もいるんですよ。

 

なかなか姿を見せず、見せたと思ったらすぐに消えてしまう…
そんな水星を「チャンスの神様」に例える占い師さんもいるようです。

 

「ココ一番!」のチャンスをつかみたいと思う時は、
夕方の空に水星の姿を探してみてはいかがでしょうか。

星占いと「水星」

チャンスの神様にも例えられる水星ですが、
星占いの世界では「通信」や「伝達」、
「交通」などを象徴する星として用いられてきました。

 

これは、常に太陽の近くにいることから、
「太陽のメッセンジャー」としての役割を担う星であると
考えられるからです。

 

占いの世界では、水星は知性や職業の適性などに影響を及ぼすとされており、
水星がプラスに作用すれば
社交的で知性にあふれた魅力的な人になると言われています。

 

逆にマイナスの作用してしまうと、
人とコミュニケーションをとるのが苦手だったり、
周囲に対して過度に批判的だったり…
といった面が強調されることになります。

 

また、水星において特徴的なのは「逆行」です。
これは、地球から見て、水星が公転軌道を逆の向きに進むように見える現象。
実際には、地球と水星がそれぞれのペースで
太陽の周りを公転しているために生ずる現象なのですが、
古の人々はこの「星の逆走」を特別なこととして捉えていたのです。
(この逆走が、「惑星(=星が惑う)」という言葉の
語源になっているという説もあります)

 

水星が逆行している間は、物事の進み方が遅くなったり、
うまくいっていたことがうまくいかなくなったり、
コミュニケーションがうまくとれなくなったり…と、
なかなかうまくいかないことが多くなるようです。

 

チャンスの神様は、とても気まぐれ。
水星は、私たちに
「チャンスは掴める時につかんでおかないと、流れが変わってしまうよ」
…と、教えてくれているのかもしれません。

 

【星占いでの象徴的な意味】
通信、交通、知恵、思考、メッセージ、言語、批判、思考、分析能力、
応用力、家庭運、セックス、生殖器、連絡、コミュニケーション、言葉、
ビジネス、商売、旅行、兄弟

手相占いにおける「水星」の意味

私たちの手の平にある「水星丘」は、
小指が受信した水星のエネルギーを蓄える貯蔵庫です。

 

手相占いでは、この水星丘の状態を見ることによって
その人の知的能力、言語能力、商才などを判断します。

 

水星丘が豊かであれば、
水星が持つプラスの意味をたっぷりと吸収しているということ。
判断力や理解力に優れ、コミュニケーション能力も抜群。
商才もあり、アイデアも豊かなので、
ビジネスでも大きなチャンスをつかむ素養たっぷりです。

 

逆に水星丘が貧弱な場合は、判断力や理解力に欠け、
コミュニケーション下手。
アイデアも乏しく、ビジネスにおいてもチャンスをつかむには
人一倍の努力が必要のようです。